子連れテムズ川①

子連れだと、旅行は独身の時や、友人やパートナーとの旅行とは少し違う観点でやることを探すようになる。①子どもも親も飽きずに楽しめるか。②このうるささで大丈夫なのか。③5人でも移動やコストは大丈夫か。というのを結構考える。色々と制約が出るのだが、子連れじゃないと気付かない、楽しめないというのもある気がする。これまでの考え方や、行動習慣が子どもがいると無理やり変えられてしまうからこその発見がある。

テムズ川クルーズ

妻とロンドンで何をするか色々考えていて「テムズ川クルーズって良さそうだよね」となり、色々と調べる。調べてみると色々なツアーが出ていて、ディナー、ランチ、アフタヌーンティー付きのものなど色々とある。ディナーはジャズ演奏付きとかあるし、アフタヌーンティー付きも良いねなど最初は思う。でもよく考えてみるとディナーに行けば帰りは22時過ぎ、眠くなって暴れるか、3人とも寝てしまったら2人は抱っこ紐とベビーカーでなんとかなるがもう1人はどうにもならない。アフタヌーンティーはその点良さそうだけど皆優雅にアフタヌーンティーしたいだろうに、うちの子たちは飽きてきたら確実に走りだすし、俺らもゆっくり景色見ながらという訳にもいかない、それで3歳以上は料金かかるので5人で約120ポンド(1万5千円)というとなかなか思い切れない。

残念だけど、テムズ川クルーズはもう少し子どもが大きくなってきたらかなとあきらめ半分でいると、グリニッジ天文台まで水上バスを使えばクルーズ気分味わえるらしい。グリニッジ天文台は子連れでも良さそうだし、水上バスは確実に喜ぶので1日時間取ってグリニッジ天文台まで行くことになった。

船に乗る前にランチ

船は景色が良さそうなのと、川沿いでフィッシュアンドチップスも良いねと思い、London Bridge Cityから乗ることに。泊まっているところからNorthern Line1本でLondon Bridgeまで行けるので地下鉄でも行きやすい。

地下鉄を降りて、オフィス街のようなところを抜け、テムズ川を目指す。川に出ると、ロンドン橋、タワーブリッジ、そして軍艦など色々なものが見えてとても気持ちが良い。

タワーブリッジの手前に見える軍艦は「HMSベルファスト号」で、現在は博物館になっているらしい。人が行き来するのが見えた。

川沿いを歩いていると近くで働いていそうな人たちがかなり入っているレストランを発見。ランチメニューを見ると12ポンド前後でそこまで高くない。あいにく天気もそんなに良くなかったので少し歩いてフィッシュアンドチップスを食べに行くのもちょっとなと思い、入ってみる。

ロンドン子連れでレストラン

Cote Brasserieというチェーンのフレンチ?だったのだが我々にとっては正解。結構雰囲気も良いのに子どもに優しく、塗り絵のセットやシール・クイズが入った封筒を子どもたちにくれる。ヨーロッパは他の国でもあったけどこういった子ども用のセットをくれるところが多い。簡単でそんなに経費がかかるものじゃないと思うし、おもちゃのように遊んで暴れることも少なく結構集中して料理が来るまで楽しんでいてくれる。

そういえばホストに近所のレストランを聞くときに「子連れでも行ける良いところ無い?」と聞くと「子連れで?どこでも行けるわ。何でそんなこと聞くんだ?」と逆に聞かれたので、「日本は子連れはうるさいので子連れお断りのレストランも結構ある」というと「そんなんしたら多分訴えられるわ・・・すごいね」と驚いていた。日本は「周り起点」欧米は「自分起点」というのをアメリカ留学時代に感じたけどそういうことなのかな。アメリカ時代に面白いなと思ったのは、エレベーターとかでドアを開けてもらっていた時に何と言うかを考えた時にみんな「Thank you!」と言うのが普通。でも日本て「すみません」って結構言いません?欧米は多分「Sorry」とは言わない。これって多分どこを起点に考えるかで違って、日本はまず「周り」、開けてくれた人に対して自分のためにやってもらって申し訳ないから「すみません」、欧米は「自分」が起点になっているからやってくれたことに対して自分の「ありがとう」という気持ちを相手に伝えることがまず最初に来るのかなと思う。レストランでは、子どもがうるさくしたらまず周りのことを考えて申し訳ない気がしてしまう。店側や周りの客も自分たちが周りのことを気にしているのに、子連れだからっていいのかよ、自分は子どもがいたらそもそも来ないか静かにさせると思って腹が立つ。まず周りを考えるというのは良い面もあるし、少し生きづらい面もあるなと子どもが必死に塗り絵に取り組んでいる姿を見て思う。

料理は子どもセットとランチメニューを注文。シンプルだけど美味しかった。しかしステーキが全然来ず、「大分時間が経ったけど、まだ?」と確認するも、「もう来るよ!」と言うから待っていたけど全く来ず。もう一回「さっきも聞いたけどまだ?隣の人より前に同じ料理頼んだけど隣はもう食べ終わってるのに全然来ない」と言うとしばらくしてようやく出てくる。持ってくる人はニコニコ「Bon appetit!」やっぱり自分起点。

ランチメニューも右側にある。
こちらは子どもメニュー。デザートも味見させてもらったけど美味しかった。

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